ナイトワークにおいて会話をうまく盛り上げることができれば、お客様に『このお店に来てよかった』と思っていただけますし、今後の指名やお店からの優先指定に繋がる可能性が増えます。 そこでもっとも重要なのは、どのような話題を提供するかです。 このページでは会話の進め方や盛り上がりやすい話題、そして避けるべき話題などについて説明してこうと思います。 はじめに大切なのは、お客様が話し好きな方なのか、それとも自分から話すのが苦手な方なのかを見極めることです。 そこでどうするかというと、源氏名を伝え軽く挨拶をした後、まずこちらから天候の話や「お仕事帰りですか?」「今日はお休みですか?」といったその日に何をされていたかなどの無難な話題を振り、その反応で話し好きであるかを判断しましょう。
ここで話し好きな方の場合はお客様からも話題を提供していただけることがありますが、会話がここで止まってしまった場合、次にどんな話題を提供すれば自然に盛り上がることができるのでしょうか。 続いては、『適度に整理すべし(テキドニセイリスベシ)』という会話についての語呂合わせがあるのでご紹介します。 テ→テレビの話題 キ→気候の話題 ※冒頭で話した場合は不要です。 ド→道楽=趣味の話題 ニ→ニュース・事件の話題 セ→生活の話題=「お休みの日は何をされていますか?」など イ→田舎=出身地の話題 リ→旅行の話題 ス→スキャンダルの話題=芸能人の結婚・離婚など ベ→勉強の話題=学んでいることについてなど シ→仕事の話題 仕事帰りのお客様だった場合は「どういったお仕事をされているんですか?」などの会話の繋げ方もできますが、中にはあまり話したがらない方もいらっしゃるので、少しでも話しづらそうな雰囲気を感じたらすぐに話題を変えましょう。 これはすべての話題に共通して言えますが、あくまでも接客業なのでお客様を不快にさせるような話題は避け、お客様に楽しんでいただけるよう適度に質問することが大切です 次に、盛り上がりやすい話題について説明してこうと思います。 どのような会話であってもそこから掘り下げられそうな話題やお客様の興味がありそうなキーワードが隠されているので、そういった話題やキーワードを見つけることができれば、より盛り上がりやすい会話に発展する可能性があります。 例えば、「初めて行った△△ってお店で○○を食べたんだよね」といった具体的な話が出れば、食べることに興味があるお客様である可能性がありますし、そこで仮に「今日はカップ麺しか食べてないんだよね」という答えが返ってきたとしても、「どんなカップ麺を食べたか」や、「自分はこんなカップ麺が好きだ」といった話題で会話を進めることができます。 この例からわかるように、ナイトワークにおいて会話をうまく盛り上げるのに重要なことは、お客様がいかに話しやすい雰囲気を作れるかです。 そしてどのような話題であっても、盛り上がる会話のヒントを見つけられるように常にアンテナを張りましょう。
最後に、避けるべき話題である三大タブー『3S』ついて説明します。 ・政治の話題 政治は支持する政党が人によって違います。 もし仮に同じ政党を支持していたとしても、その政党が掲げる政策が賛成であるか反対であるかの考え方は人それぞれです。 また、お客様の中に政界関係者がいらっしゃる場合もありますので、話題を避けるのが無難でしょう。 ・宗教の話題 これも対立を生みやすい話題です。 お店には、特定の宗教を信仰されている方から無宗教の方まで様々なお客様がいらっしゃいますし、人間は自分が信じるものを否定されたと感じると怒りを覚えます。 非常にデリケートな内容なので、話題を避けるよう心掛けましょう。 ・スポーツ(特に野球やサッカー)の話題 海外ではスポーツの話題で喧嘩になったり、観戦後に観客による暴動が起きることも珍しくありません。 日本でも自分の贔屓チームやファンである選手以外の話をすると、機嫌を損なわれるお客様もいらっしゃいます。 同じチームのファンでもない限り、会話を掘り下げるのはやめましょう。 以上の3つの話題は、お客様が不快感を感じたり場の雰囲気を悪くしてしまうこともあるので、避けるに越したことはありません。 また、お客様は楽しい時間を過ごそうと思ってお店にいらっしゃるので、そこで愚痴や弱音、人の悪口を聞かされても戸惑ってしまいます。 お客様が発する愚痴や弱音の聞き手側になることは必要ですが、自分からネガティブな発言をしないよう心掛けましょう。 いかがでしたでしょうか? 当ページでは『トークスキルに自信がない方必見!キャバ嬢トーク術』と題して、会話の進め方や盛り上がりやすい話題、そして避けるべき話題などについて説明いたしました 。 お客様に『このお店に来てよかった』と思ってもらえるよう、今後の指名やお店からの優先指定に繋げられるよう当ページの内容を参考にしてみてください。